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2007.05.20

水中ストロボ再生記(2) YS200の再生

YS200の再生
焦点はYS200をどう再生するか、ということになった。

バッテリー&ACアダプタ
Old_battery  黄色のバッテリーの包装を解いてみると、1.2V 1700mAの特殊サイズのニッカド電池を6個(6セル)組み合わせた組電池と呼ばれるもの。三洋製のN-1900SCRというニッカド電池が、1セルあたりのサイズが合致していることがわかり、その型番で検索したところ、ラジオデパート内にある稲電気にて取り扱っていることが判明。ウェブの問い合わせから聞いてみたら、組電池制作6,600円で可能、とのことであったが、この際自分で組んでみることとした。
 ACアダプタは9V 220mAという微妙なスペック。検索したら、楽器やコードレス電話の子機用のアダプターが流用できそうな気配だが、千石電商で9V 300mAのアダプタを見つけたので、とりあえず購入。

New_battery  バッテリーを入手し、それぞれのタブをハンダでつなぎ、ケーブルを取付、テープで巻いて完成。ケーブルは劣化していたこともあり、少々太めのケーブルに交換した。充電後、テストモードおよびスレーブモードで発光することは確認できた。左が完成したバッテリー。




しかし、次なる問題が....。それは、

  1. ネオンランプが点灯しないため、発光準備ができたかどうかを確認できない
  2. テストモード(ストロボのスイッチをFullの位置にして発光準備確認後、OFF位置に戻すこと)およびスレーブモードでは発光するもののニコノスにつないでの発光ができない

上記1,2に対処するため、次の対策を講じた。
1)ネオンランプの交換
 ストロボを分解すると3つのネオンランプが使われていることがわかった。小さめの2つは基盤に取り付けられ、スイッチを入れるとコンデンサのチャージ音がしてしばらくしてから点灯するため、2つあるコンデンサそれぞれの充電状態を示しているものと思われる。この2つは基盤を覆うカバーの中に収納されてしまうため、ストロボの外からその表示状況を確認することはできない。3つめがやや大きめのもので、これはボディ側面の透明な窓の部分からストロボの充電状態が確認できる様にとりつけられている。
 問題は外から見えるネオンランプが経年劣化のため端子が折れて、点灯しないこと。チャージ音に頼る手もあるが、水中という条件下で必ずしも音が聞こえるとは限らないため、何らかの策を検討することに。
 方法としては、同等品と交換、同等品が入手できなければ、照明用に使うプラスチックの光ファイバーケーブルを利用して、基板上のネオンランプの光をボディ側面の窓部分まで誘導することを考えた。ただ、こうした用途にネオンランプが使われていたのは今から10年以上前で、今やその役目はLEDに取って代わられているため、取り扱っているメーカーや店がほとんどないこと。検索したらエレバムというメーカーがあったので聞いたところ、すでに商品としても製造していないとのことであった....。まあ、ネオンサイン等に使われているのでネオンランプ自体は存在してはいるものの、AC用であり、秋葉でも売っていたAC用ネオンランプを試しに買って取り付けて見るも、当然点灯しない。
 いろいろ思案して検索していると、秋葉原駅の南側、山手線と京浜東北線のガード下にあるニュー秋葉原センター内にある小沢電気(ウェブサイト発見できず)がストロボのキセノン管を扱っているとの情報にたどり着き、ここならストロボの部品も置いてあるのではないかと思いつつ、元々付いていたネオンランプを持って伺う。
Neonramp  色や規格は不明だがDC電源用ならこれ、というのを2個出してくれた。1つは元々付いていたものと基板上に付いているものとの中間くらいのサイズ、もう一つは基板上に付いているものと同じくらいのサイズで、とりあえず2つとも購入。おじさん曰く「コンデンサに液漏れもなく、発光するならまだまだ使えるよ。しばらく使っていなかったコンデンサにいきなり電気通すとびっくりするからゆっくり回復させると良いよ(といいつつ、もう何10回も発光させているんだけど)」と励まされて帰途につく。
 元々付いていたネオンランプの配線とコネクタはそのまま利用して、買ってきたネオンランプのうち、大きめの方で、端子が青と黒で極性表示されている?と思われるネオンランプを取り付け、基板上のコネクタにさして電源を入れてみる。基板上のネオンランプ2個が順々に点灯し、2個目が点灯してまもなくこのネオンランプがオレンジ色に点灯。ただし、点灯後も2-3秒コンデンサへのチャージ音が聞こえることから、元のネオンランプとは点灯開始時の定格が違うと思われる。点灯後一呼吸(5秒程度)おいたところが発光タイミング、と見なすこととした。取扱説明書ではフル充電時のサイクルタイムは4秒とあるが、コンデンサの劣化のためか、多少時間がかかると思われる。

Lamp_ok

(無事3つのネオンランプが点灯)

2)シンクロコード断線

 テストモードでは発光する、他のストロボの発光を検知して同時に発光させるスレーブモードにしてデジカメのストロボを発光させてもちゃんと発光するが、シンクロコードをニコノスにつないでシャッターを切っても発光しないため、シンクロコードに問題があるのではと推測した。
 ニコノスマニアックス によると、ニコノスのストロボは2本のケーブル間を短絡(ショート)させることが発光のトリガーになっているとのこと。試しに正常に動作するYS50では、スイッチを入れてスピードコードの金属端子を金属物にふれさせてショートさせてみると、発光するため、YS200のシンクロコードが導通不良なのでは?と判断した。
Old_synclo  ストロボを分解してシンクロコードを引っ張り出す。コードには黒と白の細いケーブルが2本ずつ内蔵されている。このケーブルを基盤につなぐコネクタから切断し、テスターを使ってスピードコード端子との間で導通があるかどうかをチェックすると、案の定白いケーブル側の導通が確認できなかった。被覆をはがした導線も腐食気味であり、経年劣化に加えストロボへの接続部分から微妙な水漏れでケーブル内部が導通不良を起こしているものと推測された。
 原因はつかめたが、問題はYS200は生産終了し、メーカーの修理対応も終了。メーカーに問い合わせると部品の在庫もなく、同じ仕様のコードは入手できない。ここで、GW中に神子元島でご一緒したKさんから「ニコノス用のシンクロコード使ってみれば」というヒントをいただく。探してみると、Sea&Sea製のニコノス用シンクロコード(シンクロコード/N)があり、品川のダイビングショップMICに在庫があることがわかったので購入。
 これのストロボ側の端子を切断し、ケーブルを引っ張り出す。白黒赤緑黄の5本のケーブルが含まれていたが、赤緑黄はTTL制御信号用と推測し、白と黒のケーブルと、ニコノス側の端子の導通位置をテスタで確認すると、ビンゴ!。白黒2本のケーブル終端をコネクタにつなぐ処理をして、基盤に接続。ケーブルをニコノスにつなぎ、ストロボのスイッチを入れる。ネオンランプが3つ点灯しチャージ音が収まったところで、ニコノスのシャッターを切ると、見事に発光した。
 問題はこのケーブルは元のケーブルより若干短く、曲げられた部分に負荷がかかりそうなこと。カールコードとなっているので、このカールコードをまっすぐにできれば少しでも改善できるのではと考え、現在カールコードをパイプに巻き付けてほぐしている。実際使うときにはストロボのアームに巻き付けて、それをベロクロで固定して使う予定。

Final_assy

充電器や放電器
 バッテリーの充電状況がわからないことと、ニッカド電池につきもののメモリー効果をどう防ぐかという課題が残ったため、充電器と放電器を探すことにした。
 最初は秋月電子や千石電商で売っているキットを購入して組み立てることを考えたが、適切なキットが見あたらず、いろんなキーワードで検索をかけてみると、ニッカド電池はラジコンでかなり使われており、充電器や放電器などのパーツも数多く売られていることが判明。ニッカド・ニッケル水素対応の充電器が2-3000円台、放電器が1000円台で入手可能であることがわかった。
 検索すると秋葉に数軒ラジコン専門店があることがわかり、ネオンランプ等の購入時に巡回し、中央通り沿いに店を構えるラジコン天国にて入手。充電器はラジコン機器を作っているABCホビー製、放電器は2つ星マークのタミヤ製でバッテリー端子につなぐだけのシンプルなもの。AudiTTのミニッツというラジコンが1.4万円くらいで売っており思わず手を出しそうになるが、そこは我慢(笑)Chager_discharger
 テスト発光で何度も使っていたもののバッテリーの容量は相当残っていた様で、放電器をつないで2時間ほどでLEDが消え、放電完了。その後充電器に接続して2.5時間ほどで充電完了。

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